新海三社神社
Day273 x 映画の舞台へ聖地巡礼
今日は4年前、ある有名な映画の舞台になったと言われている神社にやって来ました。全然目立たない場所にあるので、観光客の姿はほとんどありません。ここがどこだかわかる方はいますか?(笑)ヒント:あるアニメ映画の舞台
ツアー初日(新海三社神社、貞祥寺、ビッグベン、橘倉酒造、佐久ホテル)
Day273 x 「君の名は。」の聖地—長野県佐久市での一日目
まさか今朝の写真を見て、答えが分かる方がいるとは(笑)今日と明日の二日間、「君の名は。」の聖地のひとつである長野県佐久市付近に遊びに来ています。佐久にある新海三社神社(略称 新海神社)は、「君の名は。」のヒロインである三葉が舞を踊っていたシーンの舞台なのだそうです。そのシーンでは舞が終わった後、三葉がお米を口に入れて咀嚼して「口噛み酒」を作るシーンがあったのですが、その場所がこの新海神社を元にしていたのだそうです。観光地ではないということもあって、私が行った時にはのれんが閉めてあり、それっぽい雰囲気が感じられずすこし残念でした。今回は地域振興体験の旅に参加しました。朝早くから、修行が最も過酷だとされる流派の貞祥寺で座禅体験を行いました。住職は座禅の作法についていろいろと説明するだけでなく、私たちが座禅中に眠ってしまいそうになると板(警策)で叩くのです(泣)。お昼は佐久の洋食レストランBig Benで佐久の名産「若鶏のむしり定食」を頂きました。鶏のモモを切り開くと肉汁が溢れ出します。しかもたったの1,400円と、ボリューム満点ながら、美味しくて安くいただくことができました。午後には橘倉酒造で酒蔵の見学をしました。日本酒がどのようにして作られているのかを学んだり、酒を造る前の洗米の工程の体験などをすることも出来ました。夜は400年以上の歴史を持つ佐久ホテルで夕食を頂きました。とても雰囲気のあるホテルで、内装が日本庭園のようになっており非常に綺麗です。佐久は日本酒の生産でその名を馳せています。橘倉酒造と佐久ホテルでは数多くの日本酒を提供して頂きました。私たち二人は普段はあまりお酒を飲まないんですが、この土地の日本酒はとても甘くて飲みやすかったです。明日もほとんど一日中様々な体験に参加します。機会があればまた生配信したいと思います。
橘倉酒造
Day 274 x 日本の酒造り体験
今日は、朝早くから橘倉酒造で甘酒造り体験に参加しました。まず、昨日洗ったお米を「甑」という蒸し器に均等に広げて、蒸気で蒸していきます。その間、麹室から2日掛けて完成した米麴を順次出します(出麹と呼ぶ)。外に出した麹を棚という箱の上に15kgずつ広げ、枯らしと呼ぶ麹を乾かします。出麴作業をしている間に蒸しが完了しています(約1時間)。蒸し終わったお米を木桶を使って運び、棚に拡げて素早く冷やします。適温になったお米を順次、麹室に持っていった後、種麹(麹菌)を振りかけます。麹がお米に降りかかる間(約5分)は麹室内で待っているのですが、その間は身動きや、おしゃべりが出来ませんので、静かに麹菌が降りかかるのを待ちます。5分ほど経過してから、お米をひっくり返し同じ作業をします。次にお米と麹菌をまんべんなく混ぜ合わせ(切り返しと呼ぶ)、さらに3度目の種付け作業をし、よく切り返します。以前沖縄でも泡盛の酒蔵を見学したことがあるんですが、基本的にはマシンを使って作業しており、佐久のように伝統的な酒の作り方を経験出来るのは貴重な体験でした。
お寿司握り(お料理れもん)、稲荷神社
Day 274 x 握り寿司体験&稲荷神社
朝の日本酒の酒造体験が終わると、日本料理店の「お料理れもん」に足を運び、日本酒を頂きながら様々な日本料理を味わいました。昨日もお伝えしたように、佐久は日本酒の生産で有名なので、れもんの料理はすべてお酒との相性を考慮してあります。私たちはお酒をあまり飲まないのですが、料理だけでも美味しくいただけました。
食事が終わると握り寿司の作り方を教わりました。寿司を握る時には様々なコツがいります。でないとすぐに型崩れしてしまうんです。思っているほど簡単じゃないですよ(笑)
お腹を満たしたら稲荷神社に参拝に行きました。稲荷神社と言えば多くの人が最も有名な京都の伏見稲荷大社を思い浮かべるのではないでしょうか。でも実は稲荷神社は佐久を含む日本各地に存在するんです。
稲荷神社の上の方にはロケット状の建築物があります。聞いてみて分かったんですが、佐久は「日本で一番宇宙に近い場所」と呼ばれているんだそうです。
なぜでしょうか?
それは佐久は一年を通して天気が良くて雲も少なく、人工衛星と通信するのに持って来いの場所だからです。このため日本の宇宙機関JAXAは、佐久に発信機を設置しはるか遠くの人工衛星と通信を行うことにしました。それ以外にも、佐久は比較的田舎で光に邪魔されないので、星空が見えやすくなっています。星空を見るのが好きな方にはぴったりの場所です。
みなさん北斗の拳という漫画はご存知ですか?北斗の拳の作者は佐久の出身なので、佐久平駅付近には7つの北斗の拳デザインのマンホールが存在します。
ファンの方はぜひ探してみてください(笑)
お土産(天茶) 佐久ホテル
Day 275 x 天茶
2日間、長野県佐久市で遊んで得た最大の収穫の一つ。それは「天茶」という変わったお茶を発見できたことです。天茶は日本語では「あまちゃ」と読みます。「あま」は漢字で甘と書くこともでき、常用漢字では甘茶と書きます。そして特別に認められた甘茶のみが天茶と呼ばれるのです。天茶とはある特別な発酵方法で作られたお茶のことです。一般的なお茶は飲んだらほのかな甘みが感じられますが、天茶は砂糖が入っているのかと疑いたくなるほどの甘みを持っています。本当に驚くほどに甘いんです。天茶は市場にはあまり流通しておらず、一部の地域でしか生産されていません。そして佐久はその中の一つなのです。東京から新幹線に乗って、軽井沢の次の駅で降りれば佐久平駅に到着しますので、非常に便利ですよ!
甘酒 橘倉酒造
Day276 x 甘酒
日本の代表的な酒の一つ「甘酒」は、古くから日本で健康飲料として親しまれてきました。お正月などの特別な祝日には、神社でよく目にします。甘酒の名前の由来は、その名の通り甘い酒という意味です。他の種類の酒と違い、飲んでみてもお酒っぽい味がしません。ほとんどの甘酒がノンアルコールなのです。さらに一般的なお酒と違い透き通った色をしておらず、白色でドロッとした液体になっています。初めて甘酒を飲んだのは、沖縄の普天満宮に初詣に行った時のことでした。当時は巫女さんが甘酒を一杯持って参拝者に提供していたのですが、ノンアルコールと聞いて飲んでみようと思って試してみたら、思いのほか美味しかったのです。今回、佐久へ日本酒の旅に出てみて、それほどお酒が飲めない私たちがもっともお薦めしたいのはやっぱり甘酒です。一般的な甘酒は、白くてドロッとしていますが、橘倉酒造の甘酒は米の粒が残っており、顆粒入りの甘酒となっています。口当たりもよく、佐久を離れる前に大きなボトルのものを買って帰りました。私たちと同じようにお酒が苦手な方は、このノンアルコールの甘酒を試してみてはいかがでしょうか。キンキンに冷やすとさらに美味しくなりますよ!
お寿司握り(お料理れもん)、信州鮭
Day278 x 信州サーモン
日本各地には、それぞれの現地の特徴ある食材が存在します。よく聞くのは〇〇牛と呼ばれる各地方の有名な和牛ですね。そして、長野の名産の一つである信州サーモンは脂ののった肉質で有名です。日本では、多くの料理店でブランド魚を使った料理が提供されています。今回、日本料理、お寿司屋さんの「れもん」に行った際に、板前さんがきれいな鯛と信州サーモンを見せて、驚くべき信州サーモンの特徴を説明してくれました。信州サーモンは二種類の違うサーモンを交配させて作られました。品種改良が行われた関係で信州サーモンには雄と雌の区別がなくなり、繁殖しない魚になったのです。そのため、養殖を行うには厳しい規定があり、生きている信州サーモンを勝手に自然に還したり他の県や市に譲り渡してはいけないのです。なんだか少し怖い気もしますが、信州サーモンは内臓が少なめで脂がのっており、料理人の立場からするととても処理しやすいため、多くの料理店で重宝されているのです。体験が終わると最後に、板前さんが信州サーモンを捌いて中がどうなっているのかを見せてくれました。長野に来ることがあれば、ぜひ信州サーモンを食べてみてください。
稲荷神社
Day280 x 佐久稲荷神社
現在は、祝日も家を出ずに引きこもって記事や写真の整理をして、マスクの節約をしています。先週の土曜日には長野県佐久市の稲荷神社に参拝しました。日本各地の稲荷神社の中でも、最も有名なのは、京都の伏見稲荷大社以外にないでしょう。佐久の稲荷神社に参拝しているのは基本的には現地の人々です。この稲荷神社は小高い山の上にあるので、ランニングしている市民が足を止めて参拝するのに適しているのです。稲荷神社の正堂の側には稲荷の神を象徴するキツネの像が設置されています。とても雰囲気のある写真が撮れますよ。